逆に不便!?システム開発で100徳ナイフを目指してはいけない話

ここに一枚の写真があります。

出典:Amazon

この写真を見て便利そうだと思いましたか?

「色々機能があって凄そう!」

とは思ったかもしれませんが、便利そうだとは思いませんでしたよね。

えっ、思いましたか?

そういう人は実際に使ったときのことを想像してみてください。。。

何の道具がどこにあるかわからないし、

持ち運びには不便な大きさや重さだし、、
(横幅約23cm、約3kgだそうです)

足に落としたら骨折必至だし、、、

足の毛が・・・もとい足のケガ

せっかく色々な機能があるのに、良いところは中二病ゴコロをくすぐられる見た目ぐらいですよね。

それなのに値段は10万円します。

他の百徳ナイフでは100万円を超えるものもあります。

見ためや所有目的なら良いと思いますが、実用品としては使いづらい道具に100万円は高すぎますよね。

しかし、これと同じようなことがシステムの世界でも起こっています。

つまり最初に「こういうシステムが欲しい」と決めた内容から大きく脱線して、「あの機能が欲しい、この機能もつけて欲しい」と、どんどん機能を追加してしまうケースです。

システム開発の世界では以前から言われていることなのですが、「何でもかんでも機能を追加して欲しい」というのは、実はどんどん使いづらくなっていきます。

当然ですがお金もどんどんかかります。

使いづらいのに値段は高い、、、まさにこの100徳ナイフと同じことが言えますよね。

システムというものは基本的に作れないものはありません。(もちろん作る人の技量次第ですが)

人間ができないことでもシステムならできることもあります。
ですが逆にシステムに向いていないことだって当然あります。

だから、アレも欲しいコレも欲しいと機能を増やしていくと、、、

「色んなことができるのは良いけど操作が複雑で分かりづらくなっちゃったなぁ」

「前のほうが使い勝手が良かったなぁ・・・」

と、結局すべての機能を使いこなすが難しいシステムができあがり、次第に使われずに風化してしまうシステムになってしまうわけです。

「使うかもしれないから・・・」ではなく、不要な機能はバッサリと切り捨てて直感的にわかりやすいものを求めたほうが、使い勝手が良くなり、利用する人からも喜ばれるシステムになります。

なんでもかんでも機能を追加するよりも、最も重要な仕事を効率化することのほうが100徳分もの価値があるシステムと言えるはずです。

弊社でもシステム開発をするときには、UIはシンプルでわかりやすさを追求するなど、使いやすいシステムを心がけています。

お客様から色々な機能が欲しいと言われることはありますが、お聞きした上でお客様のためにならないと判断した場合には、きちんと理由をご説明してお断りをしております。

お金がもらえるから言われたままに機能を追加していく・・・ではなくて、どうするのかが最善なのかを正しく伝える。

そして、100徳ナイフじゃなくて必要な機能に絞った一生使い続けられる1本のサバイバルナイフのようなシステムを提案することがシステム屋として大切なことだと思っています。

出典:Amazon

と、ここまで熱くシステム開発についての考え方について語ってきましたが、実は弊社ではシステムの受託開発を基本的にお断りしています。

理由は上でも書きましたが、クライアントさんから言われたものをそのまま作るというスタンスを取っていないからです。

クライアントさんが、どういう仕事をしていて、どういうものを望んでいるのかを理解し、どういうシステムにするのが最適なのかを一緒になって二人三脚で進めていきたいと思っております。

その中で今回のようにクライアントさんは欲しいという機能でも、専門家からみたら付けないほうが良いと思えるものが絶対に出てきます。

そのときにきちんとお互いの言い分を話し合って最適な結果に導けるようにするためには、お互いの信頼関係が必要不可欠ですよね。

そのため弊社のシステム開発は技術顧問サービス、またはITコンサルティングサービスをご利用いただいているお客様に限定して、しっかりとお互いコミュニケーションを取らせていただいた上でシステム化のご相談やご提案をさせていただいております。

もしシステム開発についてアスタに相談されたいという場合は、顧問サービスのご案内をさせていただきますので、よろしければ以下のコンタクトフォームからご連絡いただけますと嬉しいです。

エッセイ

Posted by hiro