【知っ得!】Google reCAPTCHAの有料化対策!無料の対策を教えます
ある日突然、、、
「推奨処理」2025年末までにreCAPTCHAキーをGoogle Cloudプロジェクトに移行してください」
というメールが届いて驚いた方もいるかもしれません。私もその一人です。
今回は、どういう対応が必要になるのか調べた結果と、reCAPTCHAから他のツールに乗り換える方法について解説したいと思います。
Google reCAPTCHAの有料化とは?
reCAPTCHAの無料枠の変更
2024年8月1日より、にGoogle reCAPTCHAの無料枠が変更され、月100万リクエストから月10,000リクエストまでに大幅縮小されることが発表されました。
それに伴い、2025年末までにreCAPTCHAの管理を旧管理画面からGoogle Cloudに移行するように推奨しているようです。
移行は自動でされるようですが、急ぐ場合は手動でやってください。という趣旨のメールでした。
私の場合、管理画面を開いたところすでに移行が完了していましたので、そのまま何もしなくてもほとんどの場合は問題がなさそうです。
ただ、これまで無料で利用できた回数が大幅に減少するため、一定以上のアクセスがあるサイトでは有料プランへの移行が必要になる可能性があります。
有料化の影響と注意点
無料枠を超えたとしても、課金設定を有効にしていなければ自動的に課金されるわけではないようです。
しかし、特にボットによるスパム攻撃もカウント対象となるため、複数のサイトを運営している場合や、問い合わせフォームなどでreCAPTCHAを利用している場合には、上限を超えてしまう可能性があります。
その結果、保護が効かなくなるリスクがあり、有料プランへの移行や他の対策が必要となります。
代替ツール
実際にreCAPTCHAを導入しているサイトでスパムが届くことがあったので、試しにそのサイトで他のツールを導入してみることにしました。
調べた結果「Cloudflare Turnstile(クラウドフレア ターンスタイル)」が良さそうだと判断。
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Cloudflare Turnstile(クラウドフレア ターンスタイル)とは?
Turnstileの基本概要
Cloudflare Turnstileは、Google reCAPTCHAに代わる無料の認証ソリューションです。
ユーザーにパズルや文字入力を求めることなく、バックグラウンドで人間とボットを判別する仕組みを採用しています。
他のCAPTCHAサービスとの違い
従来のCAPTCHAでは、ユーザーに視覚的なパズルを解かせる方式が一般的でしたが、Turnstileはユーザーの操作を解析し、自動的に判定します。
そのため、UXを損なうことなくセキュリティを確保できるのが大きなメリットです。
Cloudflare Turnstileの特徴
無料で利用可能
Turnstileは完全無料で利用でき、評価回数の上限もありません。
Google reCAPTCHAの無料枠が10,000リクエストに制限されたのに対し、Turnstileなら無制限で運用可能です。
ユーザー体験の向上
画像選択や文字入力を求めずに認証を完了できるため、サイト訪問者のストレスが軽減されます。
特にフォーム送信やログイン時の離脱率を下げる効果が期待できます。
プライバシー保護
Google reCAPTCHAは、ユーザーの情報をGoogleのサーバーに送信し処理を行いますが、TurnstileはCloudflareのプライバシー保護方針に基づいて動作し、個人情報を収集しません。
Cloudflare Turnstileの導入方法
アカウントの作成とウィジェットの設定
1.Cloudflareの公式サイトにアクセスし、無料アカウントを作成します。
2.Cloudflareの管理画面にログインし、「Turnstile」を開きます。
※英語なのでブラウザの翻訳機能を使うことをオススメします。
3.[Add widget]をクリックします。
4.ウィジェット名を入力し、[+ Add Hostnames]をクリックしてサイトのドメインを登録します。
※ウィジェット名は識別のための名称なので、サイト名やプロジェクト名など自分がわかるようにするためのものを入れてください。
5.右下の[Create]をクリックして、サイトキーとシークレットキーを取得します。
サイトへの実装手順
1.WordPressのプラグイン「Simple Cloudflare Turnstile」をインストールします。
2.設定画面でサイトキーとシークレットキーを入力します。
3.対象となるフォームを選択し、Turnstileを適用します。
※私はContact Form7につけたかったので以下の設定にしました。
4.最後にセルフテストを実行して設定完了です。
※このテストを行わないとサイトに反映しないため注意です。
※ドメイン追加時に「ドメインが無効です」と表示され、以下の画面にならない場合は、Turnstile側で設定の保存が完了しているか([Update]をクリックしているか)確認してください。
※Trunstile側の反映まで時間がかかる場合があります。自動的にリトライをしてくれるので画面が変わるまで数分放置してみてください。
以下の画面が表示されたらテスト成功です。
よくある質問(FAQ)
Q.Turnstileの利用に費用はかかりますか?
いいえ、Cloudflare Turnstileは完全無料で利用できます。
Google reCAPTCHAのように無料枠の制限がなく、アクセス数が多いサイトでも安心です。
Q.Turnstileはどのプラグインと連携できますか?
Turnstileは、WordPressの「Simple Cloudflare Turnstile」プラグインをはじめ、Contact Form 7、WooCommerce、WPFormsなど主要なプラグインと互換性があります。
まとめ
Cloudflare Turnstileは、Google reCAPTCHAの有料化に伴い、優れた代替手段として注目されています。
無料で無制限に利用でき、ユーザー体験を向上させる点が大きなメリットです。
設定が難しそうだし間違えるのが心配・・・。
やりたいことは決まっているけど、どうやったら実現できるのかがわからない。
そんなときは、
知っている人や詳しい人に聞きながら進めるのが間違いないと思います!
IT関係の問題は専門用語も多く出てきて、説明を読んでもチンプンカンプンといったことはよくあります。
言葉の意味もわからずに設定してもうまく動かなかったり、間違った設定をしてしまう可能性もゼロではありません。
もし、安全に短時間で問題を解決したいと感じられたら、弊社のITサポートのご利用をご検討ください。
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