AIに任せてラクになった仕事、実例4つ公開します
はじめに
「生成AI、なんか使いこなせていない気がする……」
そんなもやもやを抱えている方はいませんか。
使ってみた。試してみた。でもなんとなく続かない。ツールを入れたのに、気づいたら結局手作業に戻っていた、、、そういう経験のある方は、実は多いんじゃないかと思います。
私自身も、最初はそうでした。
アスタはWeb制作・システム開発を手がける会社です。
この数年で、自社の業務のあちこちにAIを組み込んできました。
「画期的なシステムを導入した」という大げさな話ではありません。
「今まで手でやっていたこれが、AIのおかげでこうラクになった」という、地味だけど確実に効率化できている話です。
今日は、その実例を数字ごと正直に公開します。
この記事でわかること
- ブログ記事の下書きに2時間かけていたものが10分になった話
- 問い合わせ対応が1件30分〜1時間かかっていたものが15分短縮できた話
- 単調な数字の転記作業が完全自動化で0分に短縮できた話
- 毎週・毎月の集計レポートが1時間から15分になった話
- SNSが苦手な人間でも投稿が続けられるようになった話(+やりがちな規約違反の注意点)
事例① ブログ記事の下書き、2時間から10分へ
毎回ゼロから書く、あのしんどさ
ブログを書いた経験がある方ならわかると思うのですが、「さあ書こう」と思ってから実際にキーボードを打ち始めるまでが、いちばんしんどいんです。
何を書こうか。どう始めようか。どう構成しようか。気づいたら30分が経っていて、まだ1行も書けていない、、、そういうことが、普通に起きていました。
書き始めてからも、「この言い方で伝わるか」「もっといい表現はないか」と考えすぎて、結局1記事に2時間かかることもざらでした。
「今日はブログ書かないといけない……」というプレッシャーが、毎回どこかに重くのしかかっていたんです。
今は何をしているか
変えたのはシンプルなことです。
業務メモや調査ノートをAIに渡して、「これを元にブログ記事の下書きを作って」と指示するだけです。
メモはObsidianというアプリで日々蓄積しています。
それをAIに読み込ませると、構成から文章の流れまで一気に草案ができてくる。
あとは読んで、おかしいところを直して、WordPressに投稿するだけです。
その仕組みを少しずつ整えた結果、2時間かかっていたブログ記事の更新が、10分で終わるようになりました。
所要時間は12分の1。
でもそれ以上に、「書かなければ」というプレッシャーがなくなったのが、正直いちばん大きかったです。
同じ仕組みを、別のブログにも横展開しています
この仕組みは汎用性が高くて、別のサイト向けブログにも同じように展開できています。
文体や読者層に合わせて調整するだけで、基本的な構造はそのまま使い回せます。
一度つくってしまえば、仕組みが働いてくれる。
それが「仕組み化」の強さだと実感しています。
あなたの業務に当てはめると
定期的に情報発信しなければならないのに、なかなか更新できていない。。。
という状況の方には、まず試してほしい使い方です。
コラム、メルマガ、社内報、採用ブログ、士業の情報発信。
「書くことが業務になっている」方すべてに、使える話だと思います。
事例② 問い合わせの回答案、AIが自動で作って15分短縮
1,000人以上が使うサービスの「裏側」
弊社では、1,000人以上に利用していただいているクラウドサービスを運営しています。
ユーザーが増えるのはうれしい。でも増えるのと正比例するように、問い合わせも増えます。
「この機能、どこで設定できますか?」
「エラーが出て使えないのですが……」
「〇〇の場合はどうなりますか?」
一通一通、内容を読んで、ヘルプを確認して、適切な言葉で返す。
丁寧にやると、1件あたり30分〜1時間かかることもありました。
それが積み重なって、一日のかなりの時間がサポート対応に消えていく日もあって、「これは持続しない」と感じていました。
今は何をしているか
問い合わせメールが届いたら、AIが内容を自動解析します。
そしてFAQ・ヘルプ記事・これまでの回答履歴をもとに、回答の下書きを自動生成してくれます。
担当者がやることは、その下書きを読んで、表現を整えて、送信するだけ。
30分〜1時間かかっていた回答作成が、15分短縮されました。
ちなみに、AIが「自動送信」する設計にはしていません。
必ず人が最終確認してから送る仕組みにしています。これは意図的な設計です。
問い合わせ対応にはミスが許されない場面もある。
最後の責任は人が持つ——そういうスタンスを崩したくなかったからです。
あなたの業務に当てはめると
ECサイト、士業事務所、SaaS企業、サービスを持っている事業者。
「問い合わせ対応に追われている」と感じている方に、まずここから整えることをおすすめしています。
ナレッジが蓄積されるほど回答の質も上がるので、使い続けるほど育っていく仕組みでもあります。
事例③ サイトを切り替えるたびに転記していたGA4の数字が、0分になった
「難しくはないけど、地味にしんどい」作業
20サイト以上のWebサイトを管理していると、日々のアクセス状況を把握するだけでひと仕事でした。
Google Analytics 4(GA4)を開く。
サイトを切り替える。
昨日のPV数を確認する。
スプレッドシートに手入力する。
次のサイトに切り替える。
また確認して、また入力する、、、それを20回以上繰り返す。
難しい作業ではないんです。
でも、これだけで10分以上かかっていました。
しかも毎日。
「10分くらいいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、画面を何度も切り替えながら数字をコピペし続けるあの単調さは、なかなかのストレスです。
今は何をしているか
GA4のAPIで複数サイトのデータを一括取得して、スプレッドシートに自動入力する仕組みにしました。
今の私の仕事は、朝スプレッドシートを開いて、すでに並んでいる数字を眺めるだけです。
10分以上かかっていた作業が、完全に0分になりました。
数字を「集める」時間がなくなった分、数字を「読む」ことだけに集中できるようになりました。
あなたの業務に当てはめると
複数店舗の売上、複数媒体の広告結果、複数ツールに散らばったKPIデータ——「同じ作業を何度も繰り返して数字を集めている」ものがあれば、ほぼ同じ仕組みが使えます。毎日・毎週の定点観測に特に効果が出やすいです。
事例④ メルマガのレポート作成、1時間が15分に
「転記」に「分析」に「文章作成」、全部やっていた
クライアントがメルマガを配信するたびに、こんな作業をしていました。
メール配信ツールを開く。
先週の配信一覧を確認する。
開封数を確認してスプレッドシートに手入力する。
クリック数も同じようにやる。
配信が複数あれば繰り返す。
配信内容を読み返しながら「今回はこういう結果でした」という分析コメントを書く。
それをチャットに投稿する。
単純な転記だけではなく、内容を読んで考えてまとめるところまで全部自分でやっていたので、まとめると1時間かかっていました。
週に1回、月に1回——とはいえ、毎回1時間を消費する作業として積み重なっていくのはじわじわとしんどいものです。
今は何をしているか
APIで配信データを自動取得して、スプレッドシートに自動入力して、分析コメントをAIが自動生成して、Chatworkに自動投稿する——という一連の流れが、すべて自動で動いています。
毎週金曜の朝8時に、レポートがChatworkに届いている。
私はそれを読んで、ちょっとだけ手直しして送るだけです。
1時間かかっていた作業が、15分で終わるようになりました。
おまけに、ドメイン別の開封率の変化や急な低下も自動検知してくれるので、手作業では埋もれていた気づきも拾えるようになりました。
あなたの業務に当てはめると
メルマガ・LINE配信・広告レポートなど、「定期的に数字を集めてまとめて報告する」業務があれば、ほぼそのまま仕組みが使えます。
「転記」と「分析文の作成」が両方セットで自動化できるのがポイントです。
事例⑤ SNS投稿文、数時間の悩みが1時間以内に
SNSが苦手な人間が、それでも投稿を続けられている理由
正直に言うと、SNSが得意なほうではありません。
何を書けばいいかわからない。考えていたら時間が経つ。「この内容でいいのか」と迷って、結局下書きのまま公開しない、、、そういうことを繰り返していました。
自分でゼロから投稿内容を考えようとすると、数時間かかることもありました。
今は何をしているか
テーマと自分の文体のサンプルをAIに渡して、「このテーマで3パターンの投稿案を作って」と指示するだけです。
自分の言葉に近い投稿案が複数出てくるので、選んで少し直して投稿するだけになりました。
さらに便利なのが、「最終的にこのゴールに向けて読者を誘導するシナリオを作って」という使い方です。
1投稿だけではなく、数週間にわたるストーリーとして複数の投稿がまとめて出てくる。
テーマに悩む時間も、どう言おうか考える時間も、ほとんどなくなりました。
数時間かかっていた作業が、1時間とかからずにできるようになりました。
⚠️ 完全自動投稿には注意が必要です
「じゃあ投稿まで自動化すればもっとラクでは?」と思う方もいると思います。
ただ、X(旧Twitter)の利用規約上、Botのような自動投稿は禁止されています。
規約に違反した場合、アカウントが凍結されるリスクがあります。
弊社では、「投稿文の生成まではAI、実際の投稿は人間」という設計にしています。
もし本格的に自動投稿を運用したいなら、X公式の有料APIを使うか、規約に準拠した正規の有料ツールを使うべきです。
「便利そうだからやってみた」が、アカウント凍結につながることもある。
便利さの裏にあるリスクを理解したうえで設計する——こういう視点も含めて、弊社はAI活用の提案をしています。
「AIに向いている仕事」と「そうじゃない仕事」
これらの事例を通じて、一つ気づいたことがあります。
AIが得意なのは「繰り返し・定型・転記・下書き」。人が判断すべきなのは「最終確認・感情・責任を持つアウトプット」。
この仕分けができると、業務が変わります。「全部AIに任せる」でもなく、「AIをまったく使わない」でもなく。どの仕事をAIに任せて、どの仕事を人間がやるか——その境界線を引くことが、業務改善の最初の一歩です。
AIでラクになる業務、あなたの会社にもきっとあります
「うちは特殊な業種だから……」
「規模が小さいから、そこまでやらなくていいかな……」
そういう声もよく聞きます。
でも、事例を見ていただいてわかるように、対象は特別な業種ではありません。
ブログ更新、メール対応、集計・レポート作成、SNS投稿——誰もがやっている業務です。
課題は「どこに使えるか」を見つけることと、「やってはいけないこと」を理解することです。
自分では気づかないことも弊社であれば見つけられるかもしれません。
あなたにもAIを使って面倒をラクにしてもらいたい。
そのために弊社では30分の無料診断サービスを提供しています。
AI活用無料診断のご案内
弊社のAI活用無料診断は、30分のオンラインセッションです。
- 業務プロセスの中からAI化できる箇所を特定
- 入力してはいけない情報の整理(セキュリティ面の確認)
- 1週間以内に動ける初期施策の提案
AIの知識はまったく不要です。
業務の内容を話していただくだけで十分です。
診断後に有料サービスへの申し込みを強制することもありません。
ぜひ、いま面倒だと思っていること、気づかずに時間を浪費してしまっていることを一緒に解決していきましょう。
よくある質問
生成AIをほぼ使ったことがないですが大丈夫ですか?
まったく問題ありません。
AIの知識ではなく、業務の話を聞かせてください。
「こんな作業を毎週やっています」
「この対応に時間がかかっています」
そういった話から一緒に整理します。
診断後、必ず有料サービスに申し込まないといけませんか?
いいえ。診断だけでも十分な気づきを持って帰っていただけるよう設計しています。
「やってみます」「もう少し考えます」どちらでも構いません。
社内の情報を話すのが不安です
業務の「仕組みの話」を聞かせていただければ十分です。
具体的な顧客名や個人情報をお伝えいただく必要はありません。
診断で得た情報を外部に共有することもありません。
また、「どんな情報をAIに入力してはいけないか」という観点も診断の中でお伝えしています。
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