【知っ得!】Obsidian × Dataviewでノート整理を効率化!初心者向けガイド

「Obsidianを使い始めたけど、ノートが増えすぎて管理が大変…」そんな悩みはありませんか?

そんなときは、Dataview(データビュー)プラグインを使えば、タグやフォルダ、日付をもとに自動でノートをリスト化したり、条件ごとに整理したりできます。

本記事では、初心者でも迷わず使えるように、インストール方法から基本的なクエリの書き方、活用方法までわかりやすく解説します!

はじめに:ObsidianとDataviewプラグインとは

Obsidianの概要と特徴

Obsidianは、Markdownをベースとしたノート管理アプリで、リンクを活用して情報を整理できます。

シンプルなテキストファイルを使用するため、柔軟性が高く、クラウドストレージやローカル環境での管理も可能です。

Dataviewプラグインの役割と利点

そんなObsidianをもっと便利に使う方法がプラグイン(追加機能)です。

その中でもDataviewプラグインを使うと、ノートをデータベースのように扱い、特定の条件でフィルタリングして一覧表示できます。

例えば、「特定のタグが付いたノートを一覧化する」「指定フォルダ内のノートをテーブル表示する」といったことが可能です。

Dataviewプラグインのインストール方法

Obsidianのプラグインのインストールは、Obsidianの設定画面から行います。

「Dataview」は公式のものではなく、有志が作成したコミュニティプラグインと呼ばれるものです。

そのため、Obsidianの標準機能ではなく、追加でインストールする必要があります。

コミュニティプラグインには多くの便利な機能がありますが、安全に利用するためには、信頼できる開発者によるものを選ぶことが大切です。

信頼度を測る目安としてインストール数(どれだけの人が使っているか)がありますが、「Dataview」は2025年3月5日時点で250万人の利用実績があり、安全性については心配がないと言えます。

コミュニティプラグインの有効化手順

1.Obsidianを開き、「Preferences(設定)」メニューを開きます。(「Ctrl/Cmd + , 」でも開きます)

2.「コアプラグイン」の一覧から「コミュニティプラグイン」を有効化します。

3.セキュリティ警告が表示された場合は確認し、「有効化する」を選択します。

Dataviewプラグインの検索とインストール

1.「コミュニティプラグイン」の[閲覧]をクリックします。

2.検索バーに「Dataview」と入力し、プラグインを検索します。

3.表示された「Dataview」プラグインをクリックして、[インストール]をクリックします。

4.インストール後、[有効化]をクリックします。

プラグインの基本設定

以上の設定により「Preferences」の左メニュー「コミュニティプラグイン」の中に『Dataview』が表示され、設定を変更できるようになります。

Obsidianで日本語設定していても表示は英語になりますので、変更の際は以下を参考にしてください。

初めて「Dataview」を使う場合は、とりあえず初期値のままでよいと思います。

Dataviewの基本的な使い方

コードブロックの作成方法

DataviewのクエリはMarkdownのコードブロック内に記述します。

Markdownのコードブロックとは、テキストをプログラムのコードとして扱うための特別なフォーマットです。Obsidianでは、特定の記号(バッククォート「`」)を3つ連続で入力してコードブロックを作成します。
※バッククォートは「Shift」を押しながら「@」キーを押します。

例えば、以下のように記述すると、Dataviewが適用されるコードブロックになります。

```dataview
LIST FROM “98_テンプレート"
```

↑バッククォートは半角で入力。ブログの制限で全角になってますスミマセン😅

正しくは以下の画像のような入力になります。

このコードブロック内に書かれた内容は、ObsidianのDataviewプラグインによって処理され、指定した条件に合致するノートがリストとして表示されます。

※私の環境では「98_テンプレート」というフォルダがあり、そこに上記のノートが格納されているためこの結果になっています。

他の記述例についてもご紹介します。


### 簡単なクエリの記述例
- LIST:リスト形式で表示
- TABLE:テーブル形式で表示
- FROM:対象のフォルダを指定

例えば、以下のように書くと、特定のタグが付いたノートを一覧表示できます。
```dataview
TABLE title FROM #タスク
```

リスト表示とテーブル表示の違い

  • リスト表示は単純なタイトル一覧で、シンプルな閲覧向き。
  • テーブル表示は、各ノートのプロパティ(タグ、日付など)をカラムとして整理できる。

実践:Dataviewでできること

タグを使ったノートの一覧表示

※バッククォート「`」×3で囲ったコードブロックに記述してください。

タグを活用して特定の情報を抽出できます。

LIST FROM #プロジェクト

このようにすると、「#プロジェクト」のタグがついたノートだけが表示されます。

特定フォルダ内のノートを抽出する方法

ノートの保存場所を指定してフィルタリングできます。

LIST FROM "Journal"

「Journal」フォルダ内のノートを一覧で表示するクエリです。

LIST FROM "01_概要/0101_詳細"

「01_概要」フォルダ内の「0101_詳細」フォルダを対象とする場合。

ノートの作成日や更新日でのソート

Dataviewではノートのメタデータを活用できます。

TABLE title, date FROM "Diary" SORT date DESC

このクエリは、「Diary」フォルダ内のノートを作成日が新しい順に並べます。

完了したタスクの一覧表示

タスク管理に役立つよう、完了済みのタスクのみを抽出できます。

TASK WHERE completed

このクエリを実行すると、完了済みのタスクのみがリストアップされます。

期限が近いタスクの表示

タスクの締切日が近いものを優先して表示できます。

TASK WHERE due <= date(today) + dur(7 days)

これにより、1週間以内に締切のタスクが表示されます。

ノートの文字数をカウント

ノートの文字数を確認して、長さに応じて整理することも可能です。

TABLE length(file.text) as "Word Count" FROM "Notes"

このクエリを使うと、「Notes」フォルダ内の各ノートの文字数を一覧表示できます。

最近更新されたノートの一覧

直近で更新されたノートをリストアップし、頻繁に使うノートを素早く確認できます。

TABLE file.name, file.mtime as "Last Modified" FROM "Notes" SORT file.mtime DESC

このクエリは、「Notes」フォルダ内で最近更新されたノートを新しい順に表示します。

タグを使ったノートの一覧表示

タグを活用して特定の情報を抽出できます。

LIST FROM #プロジェクト

このようにすると、「#プロジェクト」のタグがついたノートだけが表示されます。

特定フォルダ内のノートを抽出する方法

ノートの保存場所を指定してフィルタリングできます。

LIST FROM "Journal"

「Journal」フォルダ内のノートを一覧で表示するクエリです。

よくある質問(Q&A)

Q1: Dataviewのクエリが動作しない

A: クエリの文法ミスやプラグインが有効化されていない可能性があります。
「Preferences」→「Dataview」を確認し、エラーメッセージがないかチェックしてください。

Q2: タグのあるノートが正しく表示されない

A: タグの前に「#」をつけているか確認してください。
また、Obsidianの設定でタグの認識方法が変更されていないかも確認しましょう。

Q3: 表示形式を変更するには?

A: LISTTABLETASKなどの表示形式を試してください。
テーブルでプロパティを管理すると見やすくなります。

まとめ

Dataviewプラグインを活用すると、Obsidianの情報整理が飛躍的に向上します。

タグやフォルダ、プロパティを駆使することで、手作業では難しいノートの整理や検索が簡単になります。

Dataviewを活用して、より効率的なノート管理を目指しましょう。

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IT活用,Obsidian

Posted by hiro