【初心者必見!】自分のための専用AIがカンタンに作れる!?GPTsの作り方を徹底解説!

2025年4月1日

「SNSの投稿ネタを考えるのが大変…」
「仕事のアイデアをもっと効率的に出したい!」

そんな悩みをAIが解決してくれるとしたら、試してみたくなりませんか?

ChatGPTをカスタマイズすることで、自分だけのAIアシスタントを作ることができます。

本記事では、誰でも簡単にGPTsを作成できる方法を詳しく解説。

初心者の方でも安心して作れるように、実際の作成例を交えながら、手順をわかりやすく紹介します。

おさらい:GPTs(ジーピーティーズ)とは何か?

上で紹介している記事のおさらいになりますが、GPTs(Generative Pre-trained Transformers)は、OpenAIが提供する「カスタムAIアシスタント」のことです。

簡単に言えば、特定の目的や専門分野に特化したChatGPTのバージョンを誰でも簡単に作れる仕組みです。

GPTsの種類は大きく分けて以下のものがありますが、自分で作るGPTsは主に3の「プライベートGPTs」となります。

  1. 公式GPTs:OpenAIが開発・提供している公式のGPTs
  2. コミュニティGPTs:一般ユーザーが作成して公開しているGPTs
  3. プライベートGPTs:個人や組織が内部利用のために作成したGPTs

それを公開してみんなが使えるようにしたものが2の「コミュニティGPTs」ということになります。

ステップバイステップで学ぶGPTsの作成方法

「GPTsを作ってみたいけど、ChatGPTに詳しくないし、パソコンも苦手…。」

心配はいりません。

この記事では、ITに詳しくない初心者の方でも、簡単にGPTsを作成できるように、わかりやすく手順を解説します。

ChatGPTはプログラミング知識などがなくても、日本語の対話形式で指示が出せるため特別な知識は不要です。

記事の順番に進めるだけで、あなた専用のGPTsを作れるようになります。

※注意※
GPTsの作成には、ChatGPT Plusまたは企業向けのチームプランなどの有料プランに加入している必要があります。

1.ChatGPTへのアクセス

ChatGPTを利用するには、OpenAIのアカウントを作成して有料プランに加入する必要があります。

まだアカウントを持っていない人は、こちらの記事を参考にアカウントを用意してください。

すでに有料アカウントを持っている場合は、公式サイトにアクセスし、ログインしてください。

GPT Builderの立ち上げ方

GPTsを作るための画面を開きます。

1.画面左側のサイドバーの「GPTを探す」をクリックします。

GPTを探す

2.右上の「+作成する」ボタンをクリックします。

作成するボタン

3.作成画面が表示されたら「構成」タブに切り替えます。

「構成」画面

ステップバイステップで作成方法を解説する前に、基礎知識として知っておいて欲しいことを先に解説します。

作成するGPTsの目的設定

GPTsを作成する際に最も重要なのは、明確な目的を設定することです。

目的があいまいなままだと、期待した通りの回答が得られない可能性が高くなります。

例えば、「Xの投稿を考えてくれる」GPTsを作る場合、以下のような点を意識するとよいでしょう。

  • ターゲットユーザーの明確化:誰のためのGPTsなのかを設定する(例:個人向け、企業向け、特定の業種向けなど)。
  • 主な役割の設定:GPTsがどのような投稿を生成するのかを具体的に決める(例:カジュアルなSNS投稿、ビジネス向けの投稿、マーケティング用の投稿など)。
  • 投稿のトーンやスタイルの決定:フォーマルなのかカジュアルなのか、簡潔なのか詳細なのかを決める。

このように、最初にしっかりと目的を設定することで、GPTsの精度が大幅に向上し、より効果的に活用できるようになります。

タイトルとアイコンの決定

GPTsの「顔」となるタイトルとアイコンは、ユーザーの第一印象を左右する重要な要素です。

自分だけが使う場合はこだわる必要はありませんが、GPTsは相棒のようなものなので、せっかくなら作り込むことをオススメします。

タイトルの決め方

  • 一目でわかる名称を設定する:GPTsの目的や役割が一瞬で伝わるタイトルを考えましょう。(例:「SNS投稿アシスタントGPT」「マーケティング記事作成AI」など)
  • ターゲットを意識する:誰向けのGPTsなのかを明確にする。
  • ユニークさを加える:一般的な名前よりも、少し個性的なタイトルの方が目を引きます。

アイコンの選び方

  • 視認性を高める:GPTsの内容に合ったアイコンを選ぶ。
  • シンプルでわかりやすいデザインにする:複雑なデザインよりも、直感的に理解できる画像を選びましょう。
  • ChatGPTに作ってもらう:丸プラスの部分をクリックすると、アップロードかDALL-Eを使用するかを聞かれます。
    DALL-Eを使用すればその場でAIが画像を生成してくれます。
「DALL-Eを使用する」の選択肢

詳細設定と注意点の設定

GPTsをより効果的に使うためには、細かい設定が欠かせません。

以下の要素をしっかりと調整しましょう。

キーワードの調整

GPTsの回答が意図した内容になるように、「指示」には適切な指示(プロンプト)を設定しましょう。

  • 具体的なワードを指定する:例えば「SNSの投稿を考えてください」ではなく、「Twitterの朝の投稿を考えてください。20代向けでポジティブな内容にしてください」と明確に伝える。
  • 避けたい表現を制限する:間違った情報や不要な内容が含まれないようにする。

NGワードの設定

  • 適切な表現を維持するために、不要な単語や不適切な表現をブロックする。
  • ブランドや特定の用語を制限する(例:競合企業の名前を出さない、専門用語の使用を避ける)。

適切な設定を行うことで、GPTsがより精度の高い回答を提供し、ユーザーの満足度を向上させることができます。

動作確認と最終調整

GPTsの設定が完了したら、実際にテストを行い、期待通りの動作をするか確認しましょう。

テストのポイント

  • 異なるパターンの入力を試す:さまざまな質問を投げかけて、適切な回答が得られるかを確認する。
  • 回答の精度をチェックする:意図しない表現や間違った情報が含まれていないかを確認。
  • 改善点を洗い出し、微調整する:必要に応じてプロンプトを修正し、より良い結果が得られるようにする。

動作確認をしっかりと行うことで、より完成度の高いGPTsを提供することができます。

公開・非公開の設定方法

作成したGPTsは、公開・非公開の設定が可能です。

目的に応じて適切な設定を選びましょう。

公開設定のメリット

  • 他のユーザーと共有できるため、多くの人に使ってもらえる。
  • フィードバックを受けて改善ができる。

非公開設定のメリット

  • 個人専用GPTsとして活用できる
  • 特定のチームや企業内でのみ使用可能

作成したGPTsは、公開・非公開の設定が可能です。

公開すると他のユーザーも利用できますが、プライベートで使用したい場合は非公開に設定しましょう。

GPTs作成時の注意点とベストプラクティス

効果的なプロンプトの設計方法

プロンプト(指示文)は、GPTの動作を決定づける重要な要素です。適切なプロンプトを設計することで、より望ましい回答を得ることができます。

1. 明確な指示を出す

GPTに漠然とした質問をすると、曖昧な答えが返ってくることがあります。

例えば、「SNSの投稿を考えて」とだけ指示すると、どのSNSなのか、どんな投稿を求めているのかが分からないため、適切な結果が得られません。

良い例:「Twitterの朝の投稿を考えてください。ターゲットは20代女性で、ポジティブな気分になれる内容にしてください。」

悪い例:「SNSの投稿を考えてください。」

2. 具体的な条件を指定する

GPTは詳細な条件を与えるほど、望ましい結果を出しやすくなります。

良い例:「Twitter用の朝の投稿を考えてください。内容はポジティブな一言にし、30文字以内で、カジュアルな口調でお願いします。」

悪い例:「朝の投稿を考えてください。」

3. 例を提示する

過去の投稿例を見せることで、GPTはより適切な文章を生成できます。

良い例:「以下のような投稿を参考にしてください。 『おはようございます!今日も最高の一日を。#ポジティブ』 同じようなスタイルで、新しい投稿を考えてください。」

4. フォーマットを指定する

投稿の形式を指定すると、求める出力が得やすくなります。

良い例:「Twitterの投稿を考えてください。1行目にメッセージ、2行目にハッシュタグを入れてください。」

このように、プロンプトを適切に設計することで、誰が入力しても質の高い結果が得られるようになります。

実際にGPTsを作ってみよう:Xのおはようポスト作成GPTs

それでは実際に「X(旧Twitter)のおはようポストを作成するGPTs」を作ってみましょう。

朝の投稿を考えるのに時間をかけたくない、毎日バリエーション豊かなメッセージを発信したい、そんなニーズに応えるカスタムGPTsをステップバイステップで作成していきます。

1. 名前の設定

まずは、GPTsにわかりやすい名前を付けましょう。

おすすめの名前案:

  • おはようポストメーカー
  • X朝ツイートアシスタント
  • モーニングポストGPT

名前は、GPTsの役割を端的に表現し、わかりやすいものを選びましょう。

2. アイコンの設定

次に、GPTsのアイコンを設定します。視認性が高く、朝のポストなので爽やかさを感じさせるデザインがおすすめです。

が、面倒であればDALL-Eで作成すればOKです。

3. GPTsの説明を設定

説明文は、GPTsの用途や特徴を簡潔にまとめたものにします。

おすすめの説明文: 「このGPTsは、毎朝のX投稿を考えるお手伝いをします。カジュアルな挨拶からポジティブなメッセージまで、あなたのフォロワーに合ったおはようツイートを作成します。」

4. 指示(プロンプト)の設定

GPTsが適切な投稿を生成できるように、プロンプトを詳細に設定します。

具体例:
あなたは、X(旧Twitter)向けに「今日は何の日」ポストを作成するアシスタントです。
毎日、その日にちなんだ記念日や歴史的な出来事を調べ、それに基づいたユニークで興味を引くポストを作成してください。

##ポストの特徴:
見た人が「へぇ!ためになった」と思う内容
思わず「いいね」や「リポスト」したくなる情報
フォローしたくなる一貫性とクオリティ
適度に親しみやすく、気軽にリプライしやすい語り口調
ポストのフォーマット(例): 今日は〇〇の日!
(記念日の由来・豆知識)
(ちょっとした関連トリビアや雑学)
「知ってた?」とシェアしたくなる情報!

##投稿例:
今日は3月19日!実は…
「ミュージックの日」🎵
「319(ミュージック)」の語呂合わせから、日本音楽家ユニオンが制定!
音楽は脳にいい?実は、好きな音楽を聴くとドーパミンが分泌されてストレス軽減の効果も!

みんなの「推しソング」も教えてください!

##投稿のポイント
・豆知識 + ちょっとした雑学 → へぇ!と感じてもらう
・最後にフォロワーに質問 → 交流を生む
・適度な絵文字・改行で見やすく

##動作フロー
・その日の「記念日」や「歴史的な出来事」を検索
・人々が興味を持ちそうな情報をピックアップ
・上記のフォーマットに沿ってポストを作成
・継続的にポストを行い、フォロワー増加を狙う

5. 会話のきっかけ(ウェルカムメッセージ)の設定

ユーザーが最初にGPTsを開いたときに表示されるメッセージを設定しましょう。

おすすめメッセージ例: 「今日のポストを作ってください」

ここまでの内容で作成した画面

6. 知識(参考データ)の設定

GPTsの精度を高めるために、参考にしたいポストなどデータを読み込ませます。

例えば、朝のポストなら以下の方法で実際にX上から参考にしたいポストを取得してテキストファイルなどでまとめておき、それをGPTsに読み込ませます。。

これによって生成される結果をさらに高品質なものにしたり、自分好みにすることができます。

手順:

  1. Xで「おはよう」などのキーワードやタグで検索
  2. 参考になりそうな投稿を10個以上選び、テキストファイルに保存
  3. ChatGPTの「知識ベース」にファイルをアップロード

このデータを活用することで、実際に人気のある朝ツイートに基づいたGPTsを作成できます。

このステップに沿って設定を進めることで、「Xの朝の投稿を考えてくれる」GPTsを簡単に作成できます。

カスタマイズの自由度が高いので、自分にぴったりの設定を試してみてください!

実際の出力結果

以下はプレビューで「会話のきっかけ」をクリックして発生したやり取りです。

ちゃんとネットで「今日は何の日か?」を検索して、それに基づいたポストを考えてくれています。

出力結果

あとは、保存して公開・非公開を設定したら完了です。

今回のGPTsを使ってみたい人へ

今回作成したGPTsの共有URLです。

GPTsは使うだけであれば無料プランでも利用が可能です。

https://chatgpt.com/g/g-67da743af5b881918f6da8595dc443d7-ohayouhosutomeka

まとめ

GPTsを作成することで、日々の業務を効率化したり、アイデアを生み出す手助けをしたりと、さまざまな可能性が広がります。

特に、SNSの投稿を考える時間を削減したり、自分のスタイルに合った文章を簡単に作成できるのは大きな魅力です。

本記事では、初心者の方でも簡単にGPTsを作れるよう、具体的な手順をステップバイステップで解説しました。

基本的な設定からプロンプトの工夫、知識の追加方法までを詳しく紹介しましたので、これを参考にしながら、ぜひ自分だけのGPTsを作成してみてください。

この記事のポイント

  • GPTsを活用すると、誰でも簡単に自分専用のカスタムAIを作成できる。
  • 作成には、目的の設定、プロンプトの調整、テストと改善が必要。
  • 効果的なプロンプト設計や設定の工夫で、より良い結果を得られる。
  • 知識ベースの活用で、より専門的なGPTsを作成可能。
  • Xの朝の投稿を考えてくれるGPTsなど、実用的な活用方法が多数ある。
  • 効果的なプロンプト設計や設定の工夫で、より良い結果を得られる。
  • 初心者でも手順を踏めば、自分だけのGPTsを作成可能。

よくある質問(Q&A)

Q1. GPTsを無料で作成できますか?

A. ChatGPTの有料プランが必要になりますが、基本的なGPTsの作成は無料で行えます。
一部の機能や高度なカスタマイズには有料プランが必要になることがあります。

Q2. GPTsを公開するメリットは?

A. 他のユーザーと共有でき、フィードバックを受け取ることで改善の参考になります。
ただし、個人用のツールとして利用したい場合は非公開設定も可能です。

Q3. どのような用途でGPTsを活用できますか?

A. 文章作成、アイデア出し、タスク管理、マーケティング支援など、さまざまな用途で活用できます。

考える-ビジネスパーソンの女性

設定が難しそうだし間違えるのが心配・・・。

考える-ビジネスパーソン

やりたいことは決まっているけど、どうやったら実現できるのかがわからない。

そんなときは、

知っている人や詳しい人に聞きながら進めるのが間違いないと思います!

IT関係の問題は専門用語も多く出てきて、説明を読んでもチンプンカンプンといったことはよくあります。

言葉の意味もわからずに設定してもうまく動かなかったり、間違った設定をしてしまう可能性もゼロではありません。

もし、安全に短時間で問題を解決したいと感じられたら、弊社のITサポートのご利用をご検討ください。

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ChatGPT,IT活用

Posted by hiro