AIに文章を作らせたのに、出てきたのが「それっぽいけど、なんだか薄い」もので、結局ほとんど書き直した——。
そんな経験は、ないでしょうか。
実は先日、私たち自身が、まさにこれで悩んでいました。しかも原因は、意外なところにありました。
この記事では、その「薄くなる原因」と、私たちが実際にやった直し方をお話しします。AIに文章や資料の下書きを任せてみたい方の、ヒントになればうれしいです。
この記事でわかること
- AIが作る文章が「薄く」なってしまう、よくある原因
- それが「AIの性能」のせいではない、という話
- 渡す材料を変えるだけで、出てくる文章が変わる理由
- 自分の仕事でAIに任せるときの、チェックポイント
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AIに、下書きを自動で作らせていました
私たちは今、その日にやった作業をもとに、SNSやメルマガの下書きをAIに自動で作らせる仕組みを試しています。
毎日、何もしなくても下書きが上がってくる。うまくいけば、とても便利な仕組みのはずでした。
ところが、出てくる文章が、どれも問題を抱えていました。
なのに、出てくる文章が「薄い」
上がってくる下書きは、どれもフワッとしていて、他人事のような文章ばかり。
読んでも「で、結局なんの話だろう?」と感じるものが続きました。
最初は「AIの実力って、まだこんなものなのかな」と思っていました。
でも、本当の原因は、AIの性能ではありませんでした。
原因は「要約の伝言ゲーム」だった
調べてみて、ようやく気づきました。仕組みが、知らないうちに「2段重ね」になっていたのです。
- その日の作業を、AIが「作業日報」としてまとめる
- その日報を、別のAIが読んで、下書きを作る
ここに落とし穴がありました。
下書きを書くAIに渡していたのは、もう一方のAIが「要約したあとの日報」だったのです。
要約をもとに書けば、出てくるのも、また要約。これはいわば伝言ゲームでした。
人から人へ伝わるうちに、話がどんどん削れて薄くなっていく。あの状態と、同じことが起きていました。

AIは「渡された材料」以上のことは書けない
ここが、いちばん大事なところだと思っています。
作業日報は、作業が終わったあとに短くまとめた「要約」です。
そこには、実際にあったやり取りも、具体的な数字も、その場で感じた「うわ、これは」という手触りも、もう残っていません。
AIは、渡された材料以上のことは書けません。薄い材料からは、薄い文章しか出てこない。当たり前といえば、当たり前のことでした。
直し方:作業した「その場」で作らせる
そこで、順番を変えました。
日報を経由させず、実際に作業をした「その場」で、まだ記憶が生きているうちに下書きまで作ってしまう。まとめ(日報)は、そのあとに書く。
たったこれだけで、出てくる文章が、急に具体的で「自分ごと」になりました。
正直なところ、「そりゃ、こっちのほうが濃くなるよな」という当たり前のことに気づくのが、遅かったなと思っています。
この話から持ち帰ってほしいこと
これは、私たちの特殊な仕組みだけの話ではありません。AIに何かを任せるとき、全般に通じる話だと思っています。
議事録、報告書、提案文、案内メール——AIに作らせた文章が「なんだか薄い」と感じたとき、原因はAIの力不足ではないことが多いです。
たいていは、AIに渡している材料が「誰か(や別のAI)がまとめたあとの要約」になっていること。そこに目を向けると、解決の糸口が見えてきます。

まとめ
- AIが作る文章が薄いとき、原因は「AIの性能」ではなく「渡している材料」のことが多い
- 要約をもとに書かせると、出てくるのも要約になる(要約の伝言ゲーム)
- AIは渡された材料以上のことは書けない
- 生の情報(実際のやり取り・数字・その場の状況)が残っているうちに作らせると、文章は濃くなる
- 自分の仕事でも「AIに渡しているのは、生の事実か、それとも誰かの要約か」を一度確かめてみる
あなたが今、AIに渡しているのは、現場の生の情報でしょうか。それとも、誰かがまとめたあとの要約でしょうか。
もし「うちの業務でも、AIにどう任せれば実用的な文章が作れるのか知りたい」「何から手をつければいいか、一緒に整理してほしい」ということがあれば、お気軽にご相談ください。まだ構想段階でも大丈夫です。
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