【初心者向け】ローカルサイトをGitHubで管理する方法
GitHubでリモートリポジトリを作る方法
ローカルリポジトリとリモートリポジトリを紐付ける方法
GitHubを使った一般的なワークフロー
サイト制作やプログラミングなどでは当たり前に使われるようになっているGitHubですが、専門用語も多くなかなか理解できないという人も多いと思います。
そこで初心者向けに言葉も噛み砕きながら、GitHubの使い方を解説していきたいと思います。
※Mac環境に準拠した解説となります。
GitHubとは
GitHubはプログラミングのコードを管理・共有するためのオンラインプラットフォームです。
サイト制作やプログラミングなどをした際に、GitHubを使って自分のコードを保存したり、他の人と共同でプロジェクトを進めたりできます。
例えば、他の人が作成したオープンソースプロジェクトに参加して貢献したり、自分のプロジェクトを公開して他の人に使ってもらったりすることもできてしまいます。
また、GitHubが便利なところはバージョン管理システムであるGitをベースにしているため、コードの変更履歴を追跡し、必要に応じて過去のバージョンに戻すことができます。
これにより、開発者は安全にコードを編集し、チームで効率的に協力してプロジェクトを進めることができます。
わかりやすくいうと、友だちと一緒に絵を描くみたいに、みんなでサイト制作やプログラミングをすることができるということです。
そして、誰かが間違えて絵を消してしまっても、GitHubがきちんと記録してくれているから、すぐに元に戻すことができるわけです。
それに、みんながどの部分を描いた(変更した)のかも簡単にわかるから、チームで1つのものを作るのに向いていますし、1人での作業であっても失敗をすぐに元に戻せるのは非常に効率的になります。
リモートリポジトリの作り方
すでにGitHubでアカウントを持っている前提になりますが、以下の手順で作成します。
1.GitHubにログインしたら画面左上のGitHubアイコンをクリックし、[New]をクリックします。
2.「Repository name(リポジトリ名)」を入力し、Public(公開)かPrivate(非公開)を選択します。
3.画面下部の[Create repository]をクリックします。
リモートリポジトリとローカルリポジトリの関連付け
リモートリポジトリが作成したらローカルリポジトリと関連付けます。
ご丁寧にローカルリポジトリと関連付けるためのコマンドが表示されますので、基本的にはそのコマンドを実行するだけです。
1.README.md の作成
echo "# リポジトリ名" >> README.md
このコマンドは、新しい README.md ファイルを作成し、リポジトリ名を含めることで、プロジェクトについての説明を追加します。
2.gitリポジトリの初期化
git init
プロジェクトフォルダでGitを初期化します。これにより、このフォルダでGitのバージョン管理が始まります。
3.README.md のステージング
git add README.md
プロジェクトフォルダ内の変更内容をステージングエリアに追加します。これは、変更内容を次のコミットに含めるための準備です。
4.コミット
git commit -m "first commit"
ステージングされた変更内容をローカルリポジトリにコミットします。コミットメッセージを含めることが推奨されるのですが、"first commit"がそれに当たります。
5.ブランチ名の変更
git branch -M main
このコマンドは、デフォルトのブランチ名を 'master’ から 'main’ に変更します。最近のGitHubのデフォルトブランチ名は 'main’ です。
6.リモートリポジトリの追加
git remote add origin git@github.com:リモートリポジトリの場所
GitHubで作成したリポジトリをリモートリポジトリとして登録します。これにより、ローカルリポジトリとGitHubのリポジトリが関連付けられます。
7.プッシュ
git push -u origin main
表示された手順に従って操作することで、ローカルリポジトリをGitHubのリモートリポジトリに関連付けることができます。
事前準備としてターミナルを開いてローカルのプロジェクトディレクトリに移動しておきます。
cd プロジェクトディレクトリのパス
この状態で先ほどのリモートリポジトリに表示されたコマンドをコピーして貼り付けます。
コピーするときは右上のコピーアイコンをクリックすれば、コマンドをまとめてコピーできます。
そして、それをそのままターミナルで貼り付ければ上から順番に勝手にコマンドを実行してくれるのでラクです。
もちろん、1行ずつコマンドをコピペしても良いです。(あまり意味はないと思いますが、、、)
これでローカルリポジトリで変更があった場合に、その内容をリモートリポジトリに保存しておくこともできますし、何かあったときにリモートリポジトリから以前のバージョンに戻すことができるようになります。
一般的なGitワークフロー
1.ローカルリポジトリのファイルを変更する。
2.ステージング
変更内容をステージングエリアに追加します。
git add .
ファイルを変更したら、その変更を「ステージ」という特別な場所に置きます。
ステージングとは、変更をまとめておくための段階です。
例えば、お部屋を片付けた後、ゴミをゴミ袋に入れておくようなイメージです。
3.コミット
ステージングされた変更内容をローカルリポジトリにコミットします。
git commit -m "コミットメッセージ"
ステージングされた変更を、きちんと保存する作業を「コミット」と言います。
コミットは、ゴミ袋に入れたゴミをちゃんとゴミ箱に捨てるようなものです。
そして、捨てたゴミには、「どんなゴミが入っているのか」を簡単に説明するメモを付けることができます。
これがコミットメッセージです。
4.プッシュ
ローカルリポジトリの変更内容をリモートリポジトリ(GitHub)にプッシュします。
git push origin main
最後に、コミットした変更をインターネット上にあるリポジトリ(プロジェクトの保存場所)に送ります。
これを「プッシュ」と言います。
プッシュは、ゴミ箱に入れたゴミをゴミ収集車に積むようなイメージです。
これにより、他の人もあなたの変更を見たり、使ったりできるようになります。
ワークフローまとめ
このように、Gitワークフローは、変更を加えてからそれを共有するまでの一連の作業のことを言います。
ステージング、コミット、プッシュといった専門用語は、それぞれ「変更をまとめる」「変更を保存する」「変更を共有する」という意味です。
まとめ
GitHubはプログラミングのコードを管理・共有するためのオンラインプラットフォーム
コードの変更履歴を追跡できる
Gitワークフローは、ローカルリポジトリでの変更をリモートリポジトリに共有するプロセス
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