【お役立ち情報】メルマガに登録してもらうためにやっておくべきこと
・ メールマガジンに登録したくないお客様の心理
・ メールマガジンに登録してもらうためのコツ
メルマガ登録はハードルが高い?
サービスを提供する側からすると、メルマガが重要な役割を持っていることは明白です。
例えば、メルマガの役割としては以下のようなものがあります。
・見込み客とのつながりを持ち続けられる。
・信頼関係を構築することができる。
・セールスにつながるメールを一斉に送信できる。
しかし、肝心の読者になってほしいお客様はメルマガ登録に積極的とはいえません。
私自身、今の仕事をする前はメルマガに登録することはほとんどなくて、やはり気持ち的には「メールが頻繁に届くのがめんどくさいから登録しなくないなぁ。」という思いがありました。
あなたにも身に覚えがあったりしませんか?
ということで、メルマガに慣れていないお客様にとってはメルマガ登録はハードルが高い作業だということを認識する必要があります。
メルマガに登録したくない理由
では、なぜメルマガに登録することに乗り気ではないのでしょうか?
一番の理由は、「スパムメール」の存在です。
スパムメールとは、無差別に大量送信される迷惑メールのことです。
主に宣伝・広告を目的としており、配信を望んでいない人にも一方的に送ってくるようなメールのことを言います。
メルマガは配信登録をした人だけに配信するメールなのでスパムメールとは違います。
しかし、自分が登録したことを忘れていたり、メルマガに登録すると抱き合わせで別のメルマガが送られるようなサービスのせいで、お客様としては、
「身に覚えのないメールが届いた」
「自分のメールアドレスが漏れているんじゃないか?」
という気持ちになり、自分が登録したメールにも関わらず「スパムメールだ!」と思うことがあります。
そして、一度でもそういう経験をした人はメルマガ登録に対するハードルがかなり高くなってしまいます。
メルマガに登録してもらうためには
最近はスマホでもメールを見る機会が増え、それに伴いスパムメールも活発化している傾向があります。
各キャリアからも迷惑メールについての情報や対策サポート情報が提供されるようになっており、そういった情報をお客様が目にする機会が増えてきました。
その対策の一つには、「むやみにメルマガ登録をしないようにしましょう」とまで書かれているものがあります。
そういった情報を見聞きした結果、余計なメールが送られてくるかもしれないという心理ブロックがかかり、メルマガに登録するというアクションが起こしにくい状態になっています。
そのため、そんな心理ブロックを乗り越えてメルマガ登録をしてもらうためには、説得力のある理由を提示する必要があります。
登録してもらうために見直す点
1.メルマガを登録したら何が得られるのか?
見込み客がメルマガに登録したら、どのようなベネフィット(恩恵)が得られるのかを明確にしましょう。
そのジャンルの最新情報やお得情報、ノウハウなどを発信することになると思いますが、ただ以下のように表現しても魅力が伝わりません。
【例:SEO関係の情報発信をするメルマガの場合】
ダメな例:SEOの最新事情をお届けします!
あなたが伝えようとしている内容を、より具体的で意味が伝わる言葉で書くようにしましょう。
良い例:2021年版のどこよりも新しいSEO事情を教えます!
イメージとしてはあなたのメルマガを売り込むためのキャッチコピーです。
実際にセールスを成約させるつもりで気合を入れて書きましょう。
そして、読んだお客様から、
「これこそが私が読みたかったメルマガです!」
「これが私が知りたかった情報です!」
「ぜひ登録させてもらいます!」
と言われるようなベネフィットを記載しましょう。
2.心理ブロックを取り除く
お客様がメルマガに登録したがらないのはスパムメールが原因だと説明しました。
実際には、あなたのメルマガはスパムメールでは無いのですが、それを明記しなければお客様には伝わりません。
スパムメールでは無いことを分かっていただくために2つのことを明記しましょう。
(ア)メールマガジンの配信頻度
(イ)個人情報保護
(ア)メールマガジンの配信頻度
メルマガの配信頻度は購読解除にも深く関わってきます。
株式会社ベンチマークジャパン様の「〜日本のメルマガ購読調査 2021〜」という調査において、
「Q. メルマガの購読を停止(解除)する時はどんな理由が多いですか?」
という質問に対して、『配信数が多すぎる』という理由が33.1%と2位になっています。
(1位は『メルマガの内容に興味がなくなった』で38.8%)
そして、
「Q. 購読しているメルマガの配信頻度は平均どのくらいが理想ですか?」
という質問に対しては、『週に2〜3通』が1位、『週に1通』が2位という結果でした。
このことから、あまり多い配信頻度は望まれていないことが分かります。
届くメールの数が多すぎれば、あなたからのメールであってもお客様はスパムメールだと思ってしまう可能性があるということです。
そのため、始めからどのくらいの頻度で送られてくるのかを明示しておくことで、スパムメールだと思われないように工夫しましょう。
例:このメルマガは1週間に3通を目安に配信されます。
(イ)個人情報保護
あなたのメルマガはスパムメールとは違い、きちんと配信許可(オプトイン)を得て配信することを約束する必要があります。
その際、お客様が一番心配に思うのは個人情報が漏洩しないかということです。
大きな企業でも個人情報漏洩事故を起こしている状況で、あなたのメルマガに登録することには、必要以上に心配になる気持ちは理解できると思います。
そこで、入力してもらったユーザー情報が厳重に取り扱われることを明言して、少しでもお客様の警戒心を和らげるようにしましょう。
例:登録された名字とメールアドレス情報は弊社のプライバシーポリシーに従って固く守られます。
3.してもらいたいアクションを明記する
CTA(コール・トゥ・アクション)は、メルマガに登録してもらうことです。
※CTAについてはこちらの記事もご参照ください。
そのため、お客様の興味を惹くようなメッセージを記載し、ボタンをしっかりとクリックしてもらうための言葉を入れましょう。
お客様はハッキリとするべき操作を書いてあげないと、きちんと望む行動をしてくれないことがあります。
インターネットを使って何かに申し込んだり、登録したり、ダウンロードをしたことがないという人であればなおさらです。
「詳しくはこちら」というようなリンクはよく見かけますが、これは実は誘導できているようでできていません。
なぜなら何をしてほしいか、何をすればよいかが書かれていないからです。
ボタンをクリックしてほしいなら、「以下のボタンをクリックしてください」というように、しっかりとやってほしい操作を書くようにしましょう。
どういった導線でメルマガに登録してもらうかで変わる部分もありますが、どのような媒体であっても今回の記事の内容を意識することでメルマガへの登録率は高まるはずです。
ぜひ、意識して実践してみてください。
メルマガに登録してもらうための具体的方法
登録ページを用意する
よくわからないメルマガには誰も登録しようと思わないですよね。
そのためメルマガに登録してもらうための専用ページを作成し、そちらでメルマガに登録することでのメリットなどを十分に理解してもらうことが重要になります。
このようなページを「ランディングページ(LP)」と呼び、サービスの申し込みや資料請求など1つの目的に対して作成されるページとなります。
参考に弊社のメルマガ到達率改善サービスのLPをご紹介いたします。
メルマガに登録してもらうためのページはオプトインページとも呼ばれます。
オプトインとは”参加する”とか”同意する”といった意味の言葉で、メルマガを配信する場合には必ず相手の同意が必要となります。
そのため、その同意を得る(申し込みをしてもらう)という意味でオプトインページとなります。
オプトインページに書く内容
どういうメルマガなのかが詳細にわかるように書くのはもちろんですが、それ以外にも次のような内容を盛り込むようにするとメルマガ登録してもらいやすくなります。
・どういう情報を配信しているか
・メルマガの配信頻度について
・メルマガ読者の感想
・メルマガを読んで得られるメリット
・メルマガを読むことで自分にどのような変化があるのか(ベネフィット)
・購読による特典・プレゼント情報
・個人情報をきちんと取り扱うという宣言
・メルマガに登録するためのフォーム
登録フォームを用意する
メルマガに登録する時に別のページに飛んで、そこにある各項目に入力して・・・となった場合、「めんどうくさい」という理由で登録者を逃す可能性があります。
今見ている画面から簡単に申し込みができる!
というのは非常に大事な要素です。
このサイトにもメルマガに登録してもらうためのフォームが設定されていますが、名字とメールアドレスを入れるだけで申し込みができるようになっています。
勧誘用の説明文やバナーと申し込みのためのフォームをセットで置いて、その場ですぐに申し込みができるようにします。
フォームの項目数は最小限
「簡単に」ということは他のページに飛ばしたり、項目を何個も入力させたりということをしてはいけないということです。
名前、会社名、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号、勤務先、役職、趣味など、欲張ってあれもこれも入力させるような登録フォームでは面倒すぎて誰も登録してくれなくなってしまいます。
項目は「メールアドレス」だけ。
どうしても必要ならそれに加えて「名前」くらいにしておきましょう。
個人的にはフルネームを入力させられるよりも、「名字」だけで済むほうが登録のハードルはグッと下がります。
メルマガによってきちんと読者との信頼関係を作っていけば、足りない情報は後からでも入手可能です。
例えば、メルマガでプレゼント企画やアンケート企画を実施した際に、必要条件として個人情報の入力を求めるといった方法があります。