【トラブル解決!】どこよりも詳しい!メルマガ到達率を上げる11の方法

2022年6月17日

この記事でわかること

・ メルマガの到達率を上げる方法

・ 送信したメールが迷惑メールにならない方法

メルマガには色々な指標があります。

特に意識されるのは「開封率」、「クリック率」、「コンバージョン率」あたりでしょうか。

いずれも重要な指標であることは間違いないですが、それ以前にもっと大事な指標があります。

それが「到達率」です。

到達率とは?

「到達率」はメールがどのくらい受信ボックス(メールボックスともいう)に届いたのかを示す指標です。

受信ボックスというのはメールの保管場所全体のことを指します。

受信ボックスと受信トレイの違い

似たような言葉に「受信トレイ」や「受信箱」や「受信済みアイテム」がありますが、これらは「受信ボックス」の中にあるメールの保管場所の1つという解釈になります。

そのため到達率は必ずしも受信トレイに入った割合とは限りません。

なぜなら、メールの保管場所には「迷惑メールを保存しておく場所」もあるためです。

メールが迷惑メールに振り分けられた場合も、相手の受信ボックスには届いているので到達率に含めて計測されます。

到達率が下がる原因

送信したメールは宛先に届く前に受信サーバー側で受取拒否される場合があります。

その場合は宛先にはそもそもメール届いていないため到達率が下がることになります。

また、宛先メールアドレスが存在していない場合も、その宛先にメールが届くことはないため到達率が下がる要因となります。

上記の動きをまとめると以下のようになります。

メールが宛先に届く仕組み

メールを送信する

宛先受信サーバーでメール受け取る

(受取拒否 or 宛先不明 = 配信失敗)

(スパムフィルター)

宛先の受信トレイに入る or 迷惑メールフォルダーに入る

冒頭に書いた「開封率」、「クリック率」、「コンバージョン率」は、メールが到達した後に測定できるようになる数値です。

つまり、メールが到達していない場合はそもそもメールが開封されることは100%無いため「開封率」以前の問題です。

また、迷惑メールになることもメールがほぼ開封されない原因となります。

受信ボックスには届いているため数値上は到達率に含まれてしまいますが、読者が「届いていることに気づかない」という点では迷惑メールになった場合はメールが到達していないと考えたほうが良いです。

そのため到達率を意識して高い割合に保つこと、また迷惑メールにならないようにすることは、メルマガ配信にとってもっとも大事なことだと言えます。

なぜメールの到達率が悪くなるのか

前項の通り、受信サーバー側でメールの受け取りを拒否されるとメールが宛先の受信ボックスに入らないため、メールの到達が悪くなっていきます。

メールの受け取りが拒否される理由としては、ざっくりいうとあなたがメール送信者として信頼されていないためです。

レピュテーションという信頼残高

受信サーバー側では、メールの送信元に対して「レピュテーション」と呼ばれる信頼度を示す格付けを行っています。

人間関係においても「信頼残高」という言葉がありますが、普段から誠実な態度と行動をする人は信頼度が蓄積されていき、その人の言う事なら信用できると思ってもらえるようになります。

これが普段から不誠実な人の場合、信頼残高が無いため何を言っても信用されず、話を聞いてもらえなくなります。

それと同じように、あなたのメルマガ配信者としてのレピュテーションが高い場合はメールが届きやすく、迷惑メールにもなりにくいです。

反対にレピュテーションが低いと判断された場合は、メールが受信拒否されたり、迷惑メールに振り分けられやすくなります。

そのため到達率を高く保つためには、レピュテーションを高めていき信頼できる配信元として見てもらえるようにする必要があります。

レピュテーションはISP(Internet Service Provider – インターネットサービスプロバイダー)によって判断の基準が変わり、またその基準は公開されてされていません。

そのため、これをすれば必ずレピュテーションを高めることができるとはいえませんが、基本的にはプラス評価される配信をし続ければ高まり、マイナスに評価される配信をすれば低くなっていきます。

あなたはプラス評価される配信を積み重ねて信頼残高の高いメルマガ配信者を目指してください。

以下に挙げることを実践することでプラスの評価がされるようになりますので、参考にしていただければと思います。

到達率を改善する方法

送信ドメイン認証を行う

メール認証とも呼ばれ、メールが正しく送信元から送信されていることを証明する仕組みのことです。

Gmailなどのメールサービスでは送信ドメイン認証がされていないメールアドレスからメールが送られてきた場合、それが本人から送られてきたメールだということを判断できないため高い確率で迷惑メールとして処理します。

送信ドメイン認証には3種類ありますが、どれか1つだけ設定すれば良いというものではなく、基本的には3つすべてを設定する必要があります。

それによりメール送信者がそのドメインを所有していることや、信頼できるメール送信者であることを受信サーバー側に証明することができるようになり、メールが届きやすくなります。

種類説明
SPF
(Sender Policy Framework)
メールの差出人がどのサーバーからメールを送るのかを公開するための仕組みです。
これによりメールアドレスだけをなりすましてメールが送信されたとしても、公開されたサーバーから送信されていないため受け取り側はなりすましメールだと判断できます。
DKIM
(Domain Keys Identified Mail)
送信時と受信時で メールが改竄されていないかを確認する仕組みです。
メールに電子署名をつけることで、なりすましメールではないと判断できるようになります。
DMARC
(Domain-Based Message Authentication Reporting and Conformance)
SPFとDKIMの認証に失敗した場合に どのように処理をするのかを ポリシーとして定義する仕組みです。
自分のドメインをなりすましメールに使われることを防止したり、なりすましされたときにレポートを受け取れるので異変にすぐに気付け対策が取りやすくなります。

設定は使用しているメルマガ配信スタンドやレジストラ(ドメインを取得するのに利用したサービス)で行うため、設定方法についてはそちらのヘルプやサポートでご確認ください。

なお、送信ドメイン認証はドメインに対しての設定となるため、自分のドメインではないGmailやYahoo!メールでは設定できません。

そのため、送信元のメールアドレスにそれらのフリーメールアドレスを指定するだけで、メルマガ配信においてはメールが相手に届きづらくなりますので注意してください。

同意を得ている宛先にだけ送る

メルマガを配信する際は、必ず同意(オプトイン)を得た宛先に配信しなければなりません。

これは「特定電子メール法」という法律で定められていることです。

通常メルマガの宛先(リスト)は、LPなどから申し込みフォームを介して集めることになります。

この場合は読者が自分からメールが送信されることに同意をしていることになるため問題はありません。

しかし、リストを業者から購入したり、インターネットで見つけたメールアドレスに勝手にメルマガを送ることは法律違反になります。

また、そのようなメールが勝手に送られてきたとしたら、あなただったらどうするでしょうか?

おそらくは読まずに捨てるか、迷惑メールとして報告すると思います。

この読まずに捨てられたり、迷惑メールとして報告されることはレピュテーションを下げることにもつながるため、そうならないためにも同意を得た宛先にのみ配信しなければいけません。

スパムトラップには送らない

スパムトラップ(ハニーポットともいう)とは、スパムメールの送信者を発見するためにISPなどが作成したメールアドレスを指します。

スパムトラップとなるメールアドレスには、

  • プリスティントラップ(過去に誰にも使用されたことがないアドレス)
  • リサイクルトラップ(過去に使われていたメールアドレス)
  • タイプミスアドレス(gmailがgmalになっている)

などがあります。

つまり、送られてくるはずのないメールアドレスにメールが送られるということは、「そのアドレスを不正に入手した迷惑メール配信者」だと判断ができるわけです。

そのため、スパムトラップとして設定されたメールアドレスにメールを送信すると、レピュテーションが著しく低下します。

このようなスパムトラップはリストを業者から購入したり、インターネットで見つけたメールアドレスに含まれていることが多いため、前項のように同意を得た宛先にだけメルマガを配信するようにしていればそこまで深刻に考える必要はありません。

ただし、タイプミスアドレスについては申込者のうっかりミスなどでリストに加わる可能性があります。

スパムトラップではなくてもメールを送ることでエラー配信となり、レピュテーションには悪影響となります。

スパムトラップもタイプミスアドレスも送ったメールは開封されることはないため、該当のメールアドレスを取り除くためにも定期的にリストを整理(後述)するのが効果的です。

また、タイプミスアドレスをリストに加えないためにはダブルオプトインが有効です。

フォームからの申込後に確認メールを送り、そちらのURLをクリックすることで本登録になるという仕組みを導入することでタイプミスアドレスではメルマガに登録されないようにできます。

リストを整理する(エラーメールを送らない)

整理整頓の「整理」とは『物を減らす』ことです。

すなわち、リストを整理するとはリストから不要なアドレスを減らすということです。

なぜリストからアドレスを減らす必要があるのかというと、メールが届かないアドレスに配信を続けることはレピュテーションを下げることになってしまうためです。

同意を得た上で集めたメールアドレスでも、必ずメールが届くアドレスとは限りません。

  • 登録時に綴りを間違えている
  • メールアドレスに変更があって登録時のアドレスが使われなくなった
  • キャリアメールでセキュリティによって受信拒否されている

などの理由からメールを送信しても届かない場合があります。

そのような宛先に対してメールを送り続けていると、ISPが配信リストに対して無差別にメールを送信している迷惑メール配信者だと判断する場合があります。

定期的にメールが届かない、送っても開封されないメールアドレスをチェックして、配信しないようにリストを整理することで優良な配信者としてレピュテーションが高まっていきます。

ブラックリストに載らないようにする

世界中で健全なメール配信環境が実現されるように、スパム業者や悪質なメール配信者をブラックリストとして登録し、そのドメインやIPアドレスから送信されたメールを一般利用者に届きにくくする仕組みがあります。

そして、あなたが受信サーバーからマイナス評価を受けるような配信を続けていると、スパム業者や悪質なメール配信者とみなされて、あなたのドメインやIPアドレスもブラックリストに載ってしまうことがあります。

そうなるとあなたのメルマガは著しく読者に届かなくなってしまうためブラックリストに載らないように注意が必要です。

ブラックリストは専門の機関によって作成されており、その機関は1つではなく多数存在しています。

受信サーバーによってどの機関のブラックリストを参照するのかは異なるため、1つの機関のブラックリストに載ってしまったとしても、すべてのメールが届かなくなるわけではありません。

その場合、Aさんのメールアドレスには問題なく届くが、Bさんには届かなくなるといったことが起こります。

しかし、ブラックリストに載ってしまうとメールの到達率が下がることは間違いないため、日頃からブラックリストに載らない配信を心がける必要があります。

ちなみにレピュテーションを高めるための方法=ブラックリストに載らないための配信となるため、本記事の到達率を高めるための方法を実践することがブラックリストに載らないための予防策となります。

ただし、健全な配信を行っていたとしてもうっかりスパムトラップにメールを送ってしまったり、エラーメールを送り続けたりすることでブラックリストに載ってしまうことはありえます。

そのため、定期的にブラックリストに自分のドメインやIPアドレスが載っていないことを確認して、もし載っていた場合は速やかに解除申請を行うようにします。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

迷惑メールとして通報されないようにする

GmailやYahoo!メールでは届いたメールを「迷惑メールとして通報する」機能があります。

この迷惑メールとして報告されることが、一番レピュテーションを下げることになるので注意が必要です。

迷惑メールとして報告されることで、受信サーバー側では以下の情報が迷惑メールフィルターに学習されます。

  • 送信者IPアドレス
  • 送信者メールアドレス
  • 送信者ドメイン
  • 発行者名
  • よく使用する単語

これらの情報が蓄積していくと、該当の配信者からのメールは「最初から迷惑メールとして処理する」、「サーバーで受信拒否する」というように処理されるようになります。

結果、該当の宛先だけではなく、自分が配信メール全体が届きにくくなります。

迷惑メール報告されないためには、配信方法やメールの文面などに気をつけて配信をする必要があります。

例えば、配信方法で気をつけるとしたら以下のような点です。

配信者が誰かハッキリと分かるようにする

ほとんどの人はメールが届いた時には、誰からのメールなのかを必ず確認します。

その時に見ることになるのが「差出人名」です。

会社名だけや個人名だけの差出人名よりも「会社名+個人名」になっている方がより信用できますよね。

また、ある程度ネットリテラシーがある人は「差出人メールアドレス」も見て、怪しいメールじゃないかチェックしています。

「差出人メールアドレス」には独自ドメインのメールアドレスを指定するのはもちろんですが、「.jp」や「.net」や「.com」といった信頼性のあるドメイン(TLD)を使うようにした方が良いです。

「.xyz」など奇抜なドメインを採用した結果メールが届かなくなってしまったという事例もあります。

なぜそのメルマガが送られてきたのかを分かるようにする

もし、身に覚えのないメールが送られてきたとしたら迷惑メールだと感じませんか?

読者の中には自分でメルマガに登録したことに気づいていない人もいるため、オプトインした相手だからと安心してメールを送った結果、迷惑メールだと報告されてしまうことがありえます。

「このメールは◯◯メルマガに登録してくださったあなたにお送りしています」
「過去に◯◯にお申し込みいただいたお客様に配信しています」

といったひと言があるだけでも、なぜそのメルマガが送られてきたのかが分かり読者は安心できます。

その場合、「購読の解除はいつでもこちらから可能です」と解除リンクについても明記することで、興味がない人が購読解除することはあっても、迷惑メールだと報告することはなくなるはずです。

1日に何通も送らない

同じ配信者から、同じ日に何度もメールが送られてくると、正直うんざりしますよね。

基本は1日1通です。
同じ宛先に送る場合は、多くても1日2通までにします。

まだ、時間帯についても未明の早すぎる時間や夜遅すぎる時間に送るのはオススメしません。

もし、相手がスマホなどでメールが届いたことを音で通知する設定にしていた場合、そんな時間に送られてきて音が鳴ったら迷惑だと感じる可能性があります。

そんな時間に連絡してくるやつは常識が無い人間だと思われる可能性もあり、「そんなやつのメールは迷惑メールとして報告してやる」となってしまうかもしれません。

メルマガを読んでくれるのは生身の感情ある人間です。

相手の立場になって考えて、迷惑にならない配信をしましょう。

売り込みのメールばかり送らない

なんのためにメルマガを配信するのかと聞かれれば、ほとんどの方は売上につなげるためだと答えると思います。

だからといって毎回配信されてくる内容が商品やサービスの売り込みだったら、相手は迷惑に思うのではないでしょうか。

日頃から有益かつ最適なコンテンツを提供しているからこそ、売り込みが活きてくるのがメルマガの特徴です。

では、「メールにはどのようなことを書けばよいのか?」という文面については次項で解説します。

上記のようなことに気をつけることで、迷惑メールとして報告される可能性は減らすことができますが、残念ながらすべての人に100%迷惑だと思われない配信を続けることは難しいです。

そのため、もし迷惑メールとして報告されてしまったら、該当の宛先には今後メールを送らないようにリストから削除して、それ以上レピュテーションが低下することを防ぎます。

有益かつ最適な内容を提供

あなただったらどのようなメルマガだったら喜んで読み続けたいと思うでしょうか。

元々、そのメルマガを読みたくて自分の意思で申し込みフォームから購読申し込みをしてきた人が読者のはずです。

ということは読み続けてもらうためには、配信する内容は読者が期待している情報や関連性が高い情報を提供していることが大前提となります。

それにも関わらずテーマと関係のない内容だったり、売り込みばかりの配信だったり、公序良俗に反する内容のメールだったりすれば、読者からは読み続けたいと思われず最悪迷惑メールとして通報されてしまいます。

メールが読まれずに放置や削除されることも、迷惑メールとして通報されることもレピュテーションが低下する原因となります。

また、その内容が有益かどうかを判断するのは読者です。

自分が有益だと思って配信していても、読者が迷惑だと感じれば迷惑メールとして通報される可能性があります。

自分が配信するメールが相手にとって有益かどうかは、必ず読者目線で確認することをオススメします。

読者視点についてはこちらもご参照ください。

また、文章を強調するために過剰な装飾をしたり、過激なキーワードを使ったりすることは受信サーバーの迷惑メールフィルターに引っかかりやすくなります。

迷惑メールフィルターの基準は公開されていませんが、一般的に以下の点に気をつけることで迷惑メールにはなりにくいとされています。

  • 過剰な装飾はしない(飾り罫線やビックリマーク多用など)
  • 過激なキーワードは使わない(他人を貶める、攻撃する言葉)
  • 公序良俗に反するキーワードは使わない(猥褻な単語や表現)
  • リンクを大量に置かない(1回のメルマガで1〜2つまで)
  • 無料の短縮URLを使わない(迷惑メールでよく使われるため)

公序良俗に反するキーワードについては、アダルト系、ギャンブル系のキーワードは受信サーバーの迷惑メールフィルターが「迷惑メールでよく使われる単語」として学習しているため、高い確率で迷惑メールとして判断されます。

似たような理由から、投資系、ダイエット系、薬系のメルマガの場合、悪質な内容ではなくてもNGワードとしてみなされる可能性が高いです。

つまるところ、相手が受け取ったら迷惑だと感じる内容のメールは送らないことです。

他にも本記事のレピュテーションを高める方法を実践していれば、迷惑メールになりにくい配信となります。

退会(購読解除)しやすくする

せっかく手に入れたリストを手放したくはありませんよね。

その気持ちは分かりますが、到達率を高めたければ逆効果です。

購読の意思がない人をいつまでもリストに入れておいても、

  • 開封されない
  • ISPからマイナス評価される
  • 迷惑メールとして通報される

といったマイナスの影響が出てくる可能性が大きいです。

そのため、購読の意思が無い人にはむしろ解除してもらった方が良いと考えるようにします。

そのためには購読解除リンクを分かりやすい場所に設置することです。

また、リンクだけをポンと置くのではなく「購読解除はこちら」とひと言添えたり、冒頭に「購読解除は文末のリンクから行えます」といった誘導文を載せるようにします。

読者が購読解除したいのにリンクが見つからない場合、迷惑メールとして通報する可能性が高いです。

それは前述の通り到達率を下げる一番の原因となりますので、それを防ぐためにも購読解除のリンクは堂々とわかりやすいように置きましょう。

また、送信が始まってからの1週間は読者の流動が激しい期間です。

試しに登録してみたけど思ったメルマガじゃなかったと購読解除したくなるケースがあります。

そのため、最初の数日間のステップメールにはヘッダーとフッターの2箇所に購読解除リンクを配置するのも効果的です。

これにより、「1.自分の読者になりえない人をふるいにかける」のと、「2.他の読者には安心して解除ができると思ってもらえる」という効果が期待できます。

迷惑メールフォルダーに入ったままにさせない

迷惑メールフォルダーに振り分けられたメールをそのままにしておくと、受信サーバー側からはマイナス評価となり迷惑メールフィルターに学習されることで、どんどんメールが届きづらくなっていく可能性があります。

そうならないためにも、迷惑メールフォルダーに入ったメールについては、メール受信者側に[迷惑メールでないことを報告]してもらう必要があります。

Gmailで迷惑メールとなったメールを表示した場合

問題はどのようにそれを伝えるかですが、

  • メルマガ登録時のサンキューページに対処方法として載せる
  • 普段からメール内に盛り込んでおく
  • zoomや直接会った時に伝える

などが考えられます。

普段からメール内に盛り込んでおくのは「迷惑メールになるから結局読まれないのでは?」と思うかもしれませんが、すべてのメールが100%迷惑メールになってしまうのはよほどレピュテーションが低い場合です。

通常はたまに迷惑メールになることがあるといった程度なので、普段からメール内に迷惑メールになった場合の対処方法を記載しておくことで、いざというときに読者自身に対応してもらえる可能性が高まります。

また、対処方法を文章として載せるとメールが長くなってしまうのが気になる場合は、専用のページを作ってそちらへのリンクを貼るという方法もあります。(メール内にリンクが多くなりすぎないように注意)

未読のままにさせない

読者がメールを未読のまま放置していることも受信サーバーはマイナス評価する場合があります。

かといって、必ず開封してもらう方法があれば苦労は無いわけですが・・・。

開封率を高めるためにはタイトル(件名)を工夫する、読者に合わせた最適な配信時間帯に送るなどの方法があります。

開封率を高めるタイトルの付け方については以下の記事もご参照ください。

もし、それでも開封されない場合はリストから削除することも検討します。

「10通連続で未読の読者はリストから削除する」というように自分の中でルールを作って削除するといった方法です。

あるいは、最近開封のない読者を抽出してリストから削除前に開封やリアクションを求める確認メールを送って、それに対しても開封やリアクションがない読者を削除するといった方法もあります。

フォルダ分けしてもらう

※2022年6月3日追記

多くのISPでは受信者が好意的な操作をしていることをプラスに評価する傾向にあります。

好意的な操作とは、前述の迷惑メールではないことを報告「メール内のリンクをクリックする」のように受信したメールに対して実際に受信者がプラスのリアクションをすることです。

同じように届いたメールを受信ボックスから他のフォルダに移動させるということは、好意的な操作に該当します。
※Gmailの場合はフォルダではなくラベルによる管理となります。

実際に受信者の方にフォルダ分けしてもらうためには、迷惑メール対処法と同様に、あらかじめメルマガ登録時のサンキューページに詳しいやり方を載せる方法が考えられます。

Gmailでのラベル分けについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらの記事を参考や紹介にご利用ください。

いかがでしたでしょうか。

メールの到達率を高めるための方法についてご紹介してきました。

これらの方法はどれか1つを行えばよいというものではなく、すべてを継続的に実践してくことであなたのメルマガの到達率を改善していくことにつながります。

到達率の高い配信者になるためには、本文でもご紹介しましたが「信頼残高」を積み重ねることです。

少しずつメルマガ配信者としての信頼を高めていくことが、より読者に届きやすいメルマガ配信環境を手に入れることにつながっていきます。

この記事の内容があなたのメルマガ配信の参考になれば幸いです。

最後に

最後に株式会社アスタで提供しているメルマガ到達率改善サービスについてご紹介します。

今回ご紹介したような方法を実際に行う方法がわからない、正しくできているかわからない、効果測定の仕方がわからないといったメルマガの到達率についてお悩みの方にマン・ツー・マンでサポートをしております。

また、アスタ独自のメソッドを使って直接的に到達率を改善させる方法についてもご案内しておりますので、興味があれば、ぜひ以下のバナーをクリックしてください。

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